りーぴ 補完

 今のところ第三部なんてものを書く気は皆無なので、本編で書き切れなかったことや、皆からの疑問についてのお返事まとめ。ネタバレにも程があるので、全部読んでからじゃないと見ない方がいい。質問が増えるたびに返答も増えていく……多分。


  • 第二部14話のあの後、トォニィは結局どうしていたのかについてですが、自分がむさくるしい中年老年軍団に囲まれてるのにお前一人だけジョミーの側に行かせてなるものかとばかりの気迫(表情はとてもキラキラしい笑顔)のブルーにがしっと首根っこをひっつかまれてじたばたしていました。だからシロエの見舞いに行ったとき、トォニィは引っ付いて来なかった――正しくは引っ付いてくることができなかったのです。憐れ、トォニィ。
  • セキ・レイ・シロエからのキース・アニアンへの復讐について。本編の後、体が回復したシロエはすぐさまキースに復讐をしようと思ってシャングリラの外へ行こうとします。一人だったら扉を開くだけで疲弊してしまうので、トォニィを巻き込んで。
  • アルテラたちは結局大きくならなかったのか、ということについて。キースへの復讐についての話と続いていますが、シロエとトォニィが復讐しに出かけようとしているところを、アルテラたちチビッ子軍団が発見。自分たちも一緒に行くと言い出す。でもシロエから「邪魔」の一言で切り捨てられて、アルテラたちは考えます。じゃあ邪魔にならないだけの力があればいいんだ!と結論付けたチビたちは、ジョミーを傷物にした(違)人間の男に復讐するためだけに力が欲しいと強く思って大きくなってしまうのですが……扉を作ったところでジョミーに発見されて止められ、復讐はならず。大きくなり損。
  • 第二部終了時点ではくっついていないブルジョミですが、そのうちくっつきます。ただしくっつくまでには数年間かかる予定なので、トォニィは生殺し状態が続いた後に振られるというかわいそうな事態に……ちなみにジョミーが未来に行ったときに会ったトォニィは、その生殺し状態初期のころのトォニィ。
  • シロエは一年飛び級しているので、十四歳でテラ大学付属高等学校に入学しました。その頃にキースと知り合って喧嘩を売っている。そしてミュウと発覚したときには、キースに銃殺されそうになっていたところを思念体のジョミーに拾われる。
  • 上と関連した話題ですが、学生だったキースがどうして銃を持っていたのかと言うと、キース・アニアンは学生の頃から政府とつながりがあったからと書いてあります。詳しいことは書きませんが、それが理由だと思ってくだされば。
  • ジョミーを苛めていた大人たちに対して、ブルーはどういった態度を取るのか。別に何もしません。怒ったりとか責めたりとか、そんなことは本当に全くしません。理由。大人たちがジョミーにきつくあたっていたのは、ジョミーがそう仕向けたからでもあります。ジョミーがちゃんと説明しなかったからあんなことになったのであって、大人たちだけに非があるわけではないのです。責められることを選んだのは他でもないジョミー自身だったから、ジョミーが苦境に追い込まれていても、ブルーは別に助けようとか思うことはありませんでした。甘やかすだけが愛ではありません。さすがに肉体的な暴力にまで発展していたら悠長に眠ったままだったなんてことはありませんが。そうは言っても、ジョミーのことを狂おしいほど愛している青爺ですから、心中に含むものがないわけではありません。しかし、大人たちの行動はひとえにブルーのことを大切に思っていたから来ていたわけであって、そのブルー本人から責められたりすればジョミーを逆恨みしたりする者が出てこないとも限りません。それにジョミーも話の中で言っていましたが、責められた方が楽になれるということもあります。だからブルーは別に彼らを怒るとかジョミーに謝罪をするように言うとかそんなことはしません。「責められて楽になりたいって?そんな優しいことはしてあげないよ、僕のかわいいジョミーを苦しませたのだ。君たちも精々苦しみたまえ」的な心情のブルー。この鬼畜が。
  • そして上と同じ理由で、大人とか長老たちがジョミーに謝罪しようとしているのを発見するとキラキラ笑顔で超さりげなく邪魔をする。「謝ってさっさと楽になれると思ったら大間違いだよ」という心の声が……駄々漏れですソルジャー。この鬼畜め。


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